内発的動機づけにはたらく『自己決定感』
なんだか難しそうに感じちゃう字面ですね・・「自分で決めたことはさらにモチベーションを高めることになるよ」というお話しです。
動機づけは2種類
動機づけには「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」があると言われています。
まず「外発的動機づけ」とはお金などの、外からの報酬によってモチベーションが上がること。子どもにテストで良い成績を取ってもらうために「100点取れたら〇〇買ってあげるよ!」などはまさにこの「外発的動機づけ」。
では「内発的動機づけ」とは何かというと、楽しい、など、そのことそのものに内側からの理由によってモチベーションが上がること。お金などの外的な報酬に関わらずそれがやりたい、などと自分の内側から湧き出てくるイメージです。
高い状態で長く続く動機づけは「内発的動機づけ」
ご褒美効果はその瞬間の爆発力は強いのですが、長続きしないものです。
「内発的動機づけ」を感じたいですよね。「内発的動機づけ」に働くのは【自己有用感】と【自己決定感】と言われています。
【自己有用感】と【自己決定感】
【自己有用感】とは自分な何かの役に立っているという感覚。
【自己決定感】とは自分自身の決定によるものであると認知する感覚。
自己有用感があることにより人はモチベーションが上がります。
例えば
「〇〇さんにお願いしたい」
「〇〇さんならできると思う」
などと頼まれごとをされやる気アップ!!という経験はあるかと思います。第三者に自分の存在が認められ、さらに役に立っているという満足感も満たされます。
ですが、そうは言われても・・・イマイチやる気にならないという時があります。
それは、無理やりやらせれている時。「〇〇さんだからお願いしたい。急だけどあと2時間で仕上げて欲しい」のように頼まれ、自分がやりたかったこと、やろうと思っていたことを犠牲にして『やらされた』時は、自己有用感を感じてもモチベーションは上がらない。それどころかむしろ下がってしまい「仕事だから仕方ない」「お金もらっているのだから仕方ない」となんとか自分を言い聞かせます。
ここで重要なのは、自己決定です。『自分で選び、自分が納得していること』。この『自己決定感』があることで内発的動機となりモチベーションが上がり、維持できます。
自己有用感、自己決定感は、自己肯定感も高め、維持してくれます。自分で決め、納得して力強く進みましょう!!
執筆者
経営者をはばたかせるエグゼクティブコーチ
下田まゆみ
(下田まゆみの公式プロフィールはこちらです)
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