仕事に活かすコミュニケーション〜雑談力〜

職場のコミュニケーションがうまくできていない、という声をよく聞きます。私たちはコーチは、セッションの時に《アイスブレイク》と呼ばれる雑談から始めます。このアイスブレイクも意図を持って行っています。単なる雑談で終わらせずに、相手との関係性が豊かになる雑談を取り入れたコミュニケーションを取り入れてみませんか?

この記事はこのような方のお役に立てます

  • 営業など「はじめまして」の状態でも、相手と円滑のコミュニケーションをとりたい方
  • 対人支援を行う中で日頃からアイスブレイクを行っている方
  • 雑談は意味がない、と考えている方

など

《雑談》とは?

雑談
さまざまな内容のことを気楽に話すこと。また、その話。とりとめのない話。

デジタル大辞泉より

仕事中に雑談をしていると、サボっている、と捉えられることも多いですが、雑談の中で共通の趣味が見つかったり、同郷だったり、親近感につながった経験がある方も多いと思います。雑談は一般的にリラックスした雰囲気の中で行われ、互いに親しみを深めるため効果的に取り入れ、人間関係、コミュニケーションに活かしていきたいものです。

自己開示

雑談の中では《自己開示》もしばしばみられます。雑談と自己開示の関係性について細分化して考えてみました。

信頼と親密さの構築

自己開示は相手に自分を理解してもらうための重要な手段です。雑談を通じて自分の好みや価値観について話すことで、相手との共感を深めることができます。人は共通点が多い人に好感的な感情を抱くと言われています。共通点があったとしても自己開示がなければ相手に伝わらず、親近感にはつながりません。

コミュニケーションの深化

自己開示はコミュニケーションを深化させる効果があります。雑談を通じて、相手に自分の考えや感情を明確に伝えることで、より深い理解が生まれます。人は『知らない』ことに無意識で拒否反応をする傾向があります。ですから、自分を知ってもらう自己開示で、考えが理解してもらえることにつながります。

自己理解の促進

自己開示により自分の内面や価値観について、自分の口から話すことで、自分自身をより深く理解し、自己認識を高めることができます。相手が受け取りやすい平易な言葉使ったり、順を追って話すには、整理しなくてはできないからです。また、他人の反応やフィードバックを通じて、自分自身を客観的に見る機会も得られます。

雑談力を高める5つのPOINT

  1. 積極的に会話に参加する
    雑談力を向上させるためには、まずは積極的に会話に参加することが重要です。会話は相手があってのことですから、適切なタイミングを見計らいます。そのためには、相手の話にしかりと耳を傾けるようになります。また、自分の意見や感情を表現することは先述したように、整理しないとできないので、要約力や逆に、噛み砕くことを自然と行うようになります。
  2. 相手の話に興味を持つ
    高い雑談力を持つためには、相手の話に興味を持ち、真剣に聞くことが重要です。相手の関心事に関心を持ち、相手の話題や感情に共感し、適切なフィードバックを提供することで、コミュニケーションが豊かに、和やかなものとなり、より良い対話が生まれます。
  3. 話題の幅を広げる
    雑談力を高めるためには、様々な話題について知識を広げることが有効です。本やニュース、映画や音楽、旅行など、さまざまな分野に興味を持ち、自分の知識や興味を豊かにすることで、会話の幅を広げることができます。
  4. 適切なボディランゲージを使う
    ボディランゲージや表情は、会話の雰囲気や意図を伝える重要な要素です。メラビアンの法則にあるように、情報は非言語情報からも多大に入ってきます。相手の目を見て話す、身振りや表情を使って感情を表現するなど、適切なボディランゲージを使うことで、会話がより円滑に進行します。
  5. リラックスして楽しむ
    雑談はリラックスした雰囲気の中で行われるものです。緊張せず、自然な流れに身を任せて会話を楽しむことが重要です。自分や相手をプレッシャーにさらさず、リラックスして、まずは会話を楽しむことが大切です。

アイスブレイク

本題に入る前の場を和ませ、コミュニケーションを円滑にするために行う雑談に《アイスブレイク》というものがあります。初対面や新しい環境でのコミュニケーションを円滑に始めるような場面で用いられることも多い効果的な雑談です。緊張を解消し、関係構築を促進し、会話の流れを確立する役割を果たします。
それに続くコミュニケーションに活かせるようなアイスブレイクをするには、以下のポイントを押さえると効果的です。

  1. 共通の関心や話題の発見
    共通の関心や話題を見つける手段として機能します。これにより、相手との共感やつながりを生み出すことができ、親近感など、相手に対しての警戒心がなくなり、和やかな場作りとなります。
    例:「暖かくなってきましたね。私は寒いと活動が鈍くなるので、嬉しいです。」のような自己開示を入れることで、形式的な印象がなく、相手の言葉を引き出すことにもつながります。
  2. 会話の流れを確立する
    アイスブレイクは、会話の流れを確立する役割も果たします。初めての出会いや新しい環境では、参加者が会話をどのように進めていいか迷うことがありますが、アイスブレイクは会話の方向性を明確にし、参加者が自然な形でコミュニケーションを取る手助けをします。ユーモアを入れ、笑いが起こるような話題でのアイスブレイクは、それに続く場も自ずと和やかで活発なものとなります。
    例:「今日のランチは近くにできた韓国料理店に行ったのですが、結構辛くて、びっくりしたので、今日の打ち合わせは和やかにしていきましょう。」のように、ユーモアを交えた自己開示に続き、方向性を示すような言葉をつなげることで、一体感の醸成にもつながります。

まとめ

雑談力を高める意識は、自分自身の幅も広げ、ファシリテーション力も向上し、求められる人材となります。ちょっとした話しのネタはさまざまなところから収集できるものです。アンテナを立てて電車に乗るだけでも雑談につながるネタは見つかるかもしれません。

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発行者

下田まゆみ(公式プロフィールはこちら
Entresh Coaching Office(アントレッシュコーチングオフィス)
経営者・事業主のエグゼクティブコーチ
管理職の自信を育てるコーチング
ICF(国際コーチング連盟)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
ICF PCCマーカーアセッサートレーニング修了
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定講師(GCS八王子校講師)

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