目標達成のための目標設定

目標達成に一番大事なことは『目標を設定すること』当たり前のように聞こえますが、ここができていないから達成できない人は本当に多いです。目標を立てる、ことは誰しも経験があると思いますが、達成できなかった目標があったのはなぜだと思いますか？目標設定にはコツがあります。このコツさえ踏まえて目標を設定すれば、誰でも目標が達成できます！！今回は目標設定の【コツ】をお伝えします。

目標達成までの３要素

まず、よくある目標達成までの道のりを簡単に説明します。
目標達成までの道のりは３つに大きく分けることができます。

・目標を定める（目標設定）
・現状を確認する（現状把握）
・方法を決める（プロセス設定）

方法とモチベーション

会話事例で見ていきます。

たくみさんはななこさんの目標達成へ向けて、さまざまな方法を導くように質問をしました。しかし、はじめは、「１００万円貯める！！」と明るく元気だったななこさんにも関わらず、話を進めることで、ななこさんもたくみさんもだんだんとモチベーションが下がってしましました。

この会話の構成を、先ほどあげた３つの要素（目標設定・現状把握・プロセス設定）で見ていきます。

まず、【１００万円貯める】というのが目標です。この会話で、ななこさんの目標の確認はしましたが、残念ながら目標の設定にはなっていません。そしてそこに続く会話は、すぐに【１００万円を貯める方法】というプロセス設定を行なっています。このまま会話を続けても、おそらく名案にたどり着く前に、ななこさんのモチベーションはなくなってしまいます。

目標の設定

では、次にコーチの私がこの会話を進めた場合をご紹介します！

・・・続く
と、ここまでにします。

先ほどの会話との違いは感じていただけたかと思います。
まゆみコーチの吹き出しのオレンジ色の言葉はななこさんの１００万円を貯めて、実現したいことの具体化をしています。目標（１００万円貯める）のその先の未来を手に取るようにイメージしてもらっているのです。ななこさんの頭の中は赤い車で、晴れた日に海岸をドライブしているイメージでいっぱいになっています。
さらに会話を続けることで、ななこさんの１００万円を貯めたい理由（＝目標）が明確になってきます。
『１００万円を貯めること』は確かに目標なのですが、その目標について広く深くイメージを持ち、ワクワクして、今すぐに行動を始めてしまうくらいにモチベーションが高くなったとき、目標設定ができた、という状態です。

イメージの力を借りる

目標を達成したイメージをありありと感じることができたら、ワクワクして、そこに向かい行動したくなります。ですから、プロセスを細かく決めていくことより先に、目標を大きく大きく膨らませ、ワクワクして動き出したくなる状態を作る（そして、そのワクワクをキープし続ける）ことが大事になります。そうすれば、プロセスも自ずと決まってくるものです。

魚を釣ってあげるか、魚の釣り方を教えるか、という話の例えを聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、その先『魚が釣りたくなる！』そこまで目標にワクワクできたら、困難も乗り越えることができると考えています。

編集後記

発行者

ENTRESH （アントレッシュ）下田まゆみ
（下田まゆみの公式プロフィールはこちらです）
国際コーチング連盟（ICF）認定PCC（Professional certified coach）
銀座コーチングスクール（GCS）認定プロフェッショナルコーチ
銀座コーチングスクール認定講師（青山渋谷校講師）

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