効率的なインプットに有効な運動

こんな方のお役に立てる記事です

・効率的なインプットをしたい
・限られた時間を有効に使いたい
・インプットの質を高めたい
・活動的でありたい
など

記憶にまつわる脳

25歳ころを境に、脳は1年に1%づつ小さくなるといわれています。脳の中でも『海馬』は記憶中枢と呼ばれています。脳の細胞同士のつながりが強化されると記憶力も強化されます。このつながりを強くするのは、記憶力などの脳の様々な働きを促進するタンパク質【BDNF(Brain-derived neurotrophic factorの略)】が行います。

脳が若返った

あるアメリカの研究で、海馬が1年で2%大きくなった、という結果が出ました。これは言ってみれば、2歳若返った、と捉えることができます。研究内容は

  • 行った期間は1年間
  • 行った運動は『週に3回40分はや足で歩く』

かつて、脳に与える外部的要因は『悪いことしかない』と言われていたが、これを覆す結果が出たのです。前出のBDNFが増えた人ほど、海馬が大きくなっている。そしてこのBDNFは運動で増えると言われ、運動の中でも有酸素運動、とりわけ、中強度の運動を中長期にわたって行うことによって、血中のBDNF濃度が上昇することがわかっています。
運動により海馬の成長を促進した結果、海馬が大きくなったということになります。

でも、1年間、続けなければ、このような良い効果が表れない、となると、ちょっとモチベーションが下がった人はいるかもしれませんが、運動を習慣的に取り入れることにより、少しづつ効果が表れるので、1年を待たなくても少しづつ効果が出てくる、とのことです。もちろん、時間が経つほど、大きな効果が得られることは間違いないです。

また、このような実験もありました。
運動をしてから記憶力のテストを行った場合と運動しなかった場合では、運動してからテストを行なったほぼ全員が良い成績をあげた、とのこと。
つまり運動をすると記憶力が上がる、という結果が出たのです。
さらに『記憶をすると同時に運動も行うとさらに効果が高い』とのことです。ですから、例えば英単語を覚えたいときは、トレッドミル(スポーツジムにあるウォーキングマシン)に乗りながら、など、運動をしながらが良い、ということになります。

効率的な読書

実は、私は実体験をしています。東京都からのセミナー登壇の依頼を受け、そのセミナーの資料作りのために本を何冊か読む必要がありました。本を読むとついつい眠くなるので、ステッパー(その場で足踏みをするもの)に乗りながら読んでいたのです。私はまだ、この研究のことを知る前だったので、この効果を期待し行なっていたわけではなく、単に眠気覚ましのために行っていましたが、思い出してみると、読む速さも、納得度合もそして後日内容を思い出しやすかった、記憶があります。要するに効率的な読書ができた、と感じたのです。
それ以降、しっかりと読み進めたい本はステッパーをやりながら読んでいます。

やりすぎは禁物

最後に注意点を1つお伝えします。
この脳を活性化させる運動は、負荷が高すぎることはNGです。負荷が高すぎる運動は脳が疲労してしまい、逆効果になります。ですから、脳の活性化のためには、少し心拍数が上がる程度のウォーキングや軽いジョギングが良いそうです。ハイペースのランニングは脳が『走る』ことに使われてしまい、脳が疲労してしまいます。

まとめ

  • 『海馬』は記憶中枢
  • 脳は加齢とともに年に1%の割合で縮む
  • BDNFは運動で増える
  • 少し心拍数が上がる軽いジョギングや早歩きが効果的

発行者

下田まゆみ(公式プロフィールはこちら
Entresh Coaching Office(アントレッシュコーチングオフィス)
経営者・事業主のエグゼクティブコーチ
管理職の自信を育てるコーチング
ICF(国際コーチング連盟)認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
GCS認定プロフェッショナルコーチ
GCS認定講師(青山渋谷校講師)

下田まゆみ

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